2ちゃんねるのSF板について 


　これまで、インターネットの掲示板「2ちゃんねる」を読んだことはほとんどなかったのですが、以前見かけて気になっていたことがあり、最近になって2ちゃんねるの「SF板」（SFに関係したトピックを集めた場所）を大量に読みました。 目が痛い……。(>_<)

　悲しいことに、そこには私をふくめた多くのSF関係者の悪口が書かれていました。 ところがよくよく読んでみると、その悪口の多くはひとりの人が書いているようなのでした。 それらの書き込みはすべて匿名ですので断定はできませんが、複数のSF関係者との情報交換のすえ、個人的にはそれがだれであるかほぼ確信をもつにいたりました。（ここではお名前はふせます）

　SF板を読まれた方のなかには、そういった悪口を読んで、SFそのものに失望された方も多かったことでしょう。 そのことを想うと心が痛みます。
　匿名掲示板というものが存在する限り、匿名で書かれる悪口を止めることも、それらを削除することもできないと思われます。 それは本当に残念なことです。
　ですが、だからと言ってなにもしないというのもどうなんだ、と思い、ここに私の見解を書きました。

　テクノロジーが発展をとげ、私たちはすでにSFの世界に生きています。 本来ならば、私たちの生活をよりよくするために存在するべきものが、中途半端な形に使われて、お互いを傷つける道具となってしまっていることを遺憾に思います。
　誹謗中傷、意図的な情報操作、プライバシーの侵害、侮辱的な呼称、嘘。それらの被害にあわれたみなさまに、ご同情申し上げます。


2015年3月31日

 追記　　発信者情報開示について 


　3月31日に上記の見解を公開しましたのちに、同一人物によるものと思われるSF関係者への中傷は、やはり、あまりにひどいのではないかと考え、一連の星新一関係者への中傷のうち、私個人に関するものについて発信者情報開示の請求をおこないました。

　その書き込みは名誉毀損として認められ、9月2日、2ちゃんねるの管理会社に対し、東京地方裁判所より開示命令の仮処分が出されました。（東京地方裁判所 平成27年（ヨ）第2595号 発信者情報開示仮処分命令申立事件）

　同管理会社はその命令に応じたものの、たいへん残念ながら、今回は、発信者情報の記録の保存期間がすぎていたために、犯人を特定することができませんでした。（もっと早く気づけばよかったのであった！）

　以上の経緯をご報告するとともに、今後も名誉毀損その他の誹謗中傷に対しては、適切な法的措置をとってまいりますことをお知らせする次第です。


2015年11月13日